2009年8月 20年振りの大沼釣行

予定外の道南行き。当初釣りの予定はありませんでした。ここしばらくは素通りしていた大沼国定公園。小学校卒業まで函館で過ごした私にとって自然を学ぶ教科書のような場所でした。その大沼に短い時間しか無かったが立ち寄りたい気になり国道5号線を南下。大沼といえば全国的にも有名な巨べらの宝庫。春のシーズン中は全国からへら師が集います。今回はなんとか大沼のへらに会いたいと思い、秋口に公園内で小〜中型が過去に釣れていた事を思いだし、子供の頃に釣ったポイントを目指すことにしました。


大沼 実釣

夜が明けて、とりあえず道具を持って林間へ。ん...蚊がすごい。うお〜刺されまくってる。とにかく急ごう。あれどっちに行くんだっけ?迷いながら記憶をたどる。無風のせいもあって手の甲はチクッ。チクッってやめてくれ〜。汗だくになって見覚えのある場所に至る。気をとりなおし準備にかかるがスズメバチも巡回にきた。退散するか?そのうち風が少し出て蚊も落ち着いた。ふう〜エサ打ち開始。 80分後に待望の一枚目が7寸程。重量感があり未来の50㎝up。その後は魚が寄って、中型中心に良く釣れました。こんなに釣れんのに貸切状態。もったいない?大型しか狙わないのかな?


久々に八郎沼へ

翌日 中途半端に時間ができた。 大沼に行くほどではなく、「そうだ少し近くに八郎沼がある!そこで釣ろう」ということで函館を出発。 ここも20数年振りのため、沼への行き方は地図を見ながら(ナビ無しなんで)、割合すぐに着いた。とりあえず沼に行って見る。公園化されている 場所なので舗装された歩道も沼の辺にありきれいな場所だ。 昔の記憶がはっきりしないが沼は全体に水深が浅いようで蓮や藻が繁茂している。 「釣りができそうなポイントあるかな〜一回りしてみっか」。


八郎沼を散策

天気が良くなってきた。 今年は天候の不順が続き、道南も同様だったとの事。まぶしい日差しの中を散策する。昨日釣れた事もあって気分が楽な感じで気持ちが良い。数人の地元のへら師が竿を出しているポイントがあり少し離れて釣況の様子を伺う。普段から藻を刈って釣場を作っている様子。水深も周りより深いとのことでしたが、1本と少しといったところか。ウキは動いているがジャミがかなりいるようで、なかなかへららしきアタリが見れなかった。対岸でもへら師の方がおり、その方の所では8寸くらいのへらぶなが竿を絞っていました。


一路道央圏へ

そんな事をしているうちに時間は過ぎ、新たに藻を刈って場所を作る時間も気持ちもなく、なんとなく沼に久々に来れて満足してしまいました。子供の頃から釣りばっかりしていた私を、祖父が気遣って同行してくれたり、祖母が昼ごはんを準備してくれたり、「よく当時の国鉄で行ったっけな〜」って感慨にふけてしまった2日間。 一年に一度くらいはお参りを兼ねて道南の釣行を計画しのんびりするのもいいなあって。なんとなく一緒に過ごした場所にくると祖父母を思い出しホッとできるから...
夕方になって函館から一路道央圏へ、日常に戻り、翌日には楽しく厳しい例会に参加となりました。