妖しき茨戸

 今季、早くも後半戦に入ります。夏の茨戸です。

 この時季になるとポイントによってウグイの猛攻が懸念されるため、前の週から試釣・試釣。一定の釣果が報告され、当日の風向等を加味し入釣ポイントを絞ります。例会数日前から雨模様の日が、そして前日は纏まった雨量に・・・。広大な水域の当地ですが、水位が大きく上昇、例会当日の朝は雨も上がり、4時30分にスタートとなりました。

 各会員入釣し、生振、ガトキン向かいのパークゴルフ場、花畔に分かれた様子。 私はパークゴルフ場から焼肉屋さんに向かったポイントで準備を整えます。開始からしばらくウグイがポツポツ。ウキが馴染んで、マブナ。ウグイがポツ。ウキが馴染んでマブナ。マブ。マブ。 「あれ、おかしいな」 6時30分が過ぎて会友より連絡が入ります。 この時の情報では、何処も良くないとか。しかしながら後から検証すると、パークゴルフ場の並びでも、奥側に入った会員は釣果を伸ばしていた様子。花畔にしても、同様のようでした。 程なく待望のへらぶながタモに収まります。しかしその後が続きません。「おかしいなぁ」見えてる範囲でもモジリが頻発し、水位もさらに上がって条件は揃っているかと・・。 その後、幾分へらぶなの寄りがあって、小気味よく竿が絞られ、型はそれほどでも無いのですが、元気な7~8寸がリズム良く釣れだします。 13時終了、気温も上昇し汗をたっぷりかいて検量へ。「?」 なんか凄いことになってます。 会員の多くが検量バックが複数で、釣果が溢れております。10キロオーバーが続出。大型は44cmを超えて、大漁の一日となった次第です。花畔の良かったポイントでは、へらぶなの密度が随分と濃かった様子。春先のシーズンのように良型が連発だったようです。 おそらく、前日までの降雨がもたらした条件と、永年にわたり磨いた釣技が、こういった釣果になったかと。 優勝は花畔、2着はパークゴルフから北大ボート艇庫に向かって。

 怪しげな空は、爆釣の前兆だったか? いや~ 参りました。 by kaitoman