良型 美べら

 第8戦は、当初の予定であった貞広沼が周囲の工事のため場所を変更し、久しぶりに、しのつ湖で開催となりました。

 前回の茨戸例会から少し間があって、試釣の情報も伝わってきましたが、まぁ厳しいとの事。ここしばらくは、北の大地も高温多湿が続いて閉口気味。加えて例会開催日前後は雨量も多くなる予報とのこと、朝の集合時は風もそこそこ吹いており「今日は何人釣れるかな」と不安いっぱいのスタートとなりました。

 南寄りの風が吹いていることも考慮し入釣、温泉側には8名ほどが入座しエサ打ちを開始します。前日の試釣時と比べて、ウグイの密度は薄いとの声も。このウグイが多いことで釣り辛さが懸念される当地ですが、いかにウグイをかわして本命を釣りあげるかが面白いところでもあります。

 開始からそれほど時間がかからず、まわりの会員がへらぶなをタモにおさめます。型が小さいとの事ですが、釣果なしの不安もあった中で、フラシ(釣れた魚を入れておく網)が降りる会員が徐々に増え、一安心といったところ。しばらく時間をおいて、当方にも7寸が釣れました。そこからしばらくして8寸が釣れて、まわりの良い人は6枚とか7枚と順調のようです。雨脚が強まり打ち付ける雨音が大きい時間が過ぎて、やや気温が上がった頃、数年前の例会の時と同じようにタナを浅めにシフトしました。ウグイのアタリが強弱を繰り返す中、ウキの動きが変わります。あきらかにウキが馴染んだ次の瞬間「ズン!」と力強いアタリに間髪入れずに合わせた竿先が弧を描きます。そこから重量感のある抵抗が始まります。水面に姿を見せたのは40cmを超える大型のへらぶな!タモにおさめた時は安堵で脱力してしまうほど。この一枚で今日は満足としておりましたが、この後同じような情景が2回訪れて、 13時に終了後、久しぶりにフワフワしながら検量へと向かいました。

 大型のへらぶなが釣れる前、ウキの動きが明確に変わる時。 これを体験してしまうと「しのつ湖中毒」になることも。

 次は秋のはじめの砂取沼での例会です。ソロソロ年間成績の動向も気になるところ。

 残り4戦です。 by kaitoman