静寂の中洲

 第10戦は月形皆楽公園です。前例会以降、天候が崩れて纏まった雨量の日があり、一週前の状況では大沼側の濁りが強く幾分小沼のほうが水色は良い感じ。試釣の情報では、釣れないことはないが、決め手になるような情報もなく、苦戦が予想される中で、水位の高さに合わせた注意事項等を伝達の後、5時のスタートとなりました。 入座が終わってみると前評判通り、当日参加の全会員が小沼に入釣となりました。各々エサ打ちを開始、中州の先端側の入釣者の竿が弧を描きます。中洲の南向き中央付近に入座した当方は、18尺の竿で、タチ(水深)が2本(5本つなぎの2本分)の位置にウキ止めで底が取れる状況、ウキが馴染み切って下針が底スレスレになるようなイメージで釣りました。程なく7寸ほどの綺麗なへらぶながタモにおさまります。ここからポツリポツリと6枚まで追釣してからアタリが遠くなり我慢の時間、若干水が引き始めたか?増水後にはよくある事ですが、敏感に反応して釣れなくなることも。浅めのタナも試しましたが好転することもなく、底付近に的を絞りエサを色々試してみます。開きが早いエサだと馴染ませづらく、グルテンにも反応するも続かず、マッシュ系にはあまり興味を示さないような?結果、グルテンとマッシュ系をブレンドし、若干固めに仕上げたエサに圧をかけないで丸めて、固さで馴染ませるようにシフトしたところ、カラツンをもらいながらも時折良型が釣れるようになり、終了まで通しました。 釣果は18枚でしたが、自分なりの選択が釣果に結びつき、第10戦を優勝で終えることができました。 

 今季は残り2戦、次は三連湖です。 by kaitoman